畳(天然イ草)は、お部屋の環境や、使い方にによって寿命が変わってきます。
新しい畳の効果と畳を綺麗に長持ちさせるための方法を少し紹介します。
・天然イ草を使用した畳には、イ草の香りによるリラックス効果があります。
又、イ草はスポンジ構造になっており、湿度を調湿する性質もあります。そして
畳の持つ断熱性や保温性は、日本の気候に適した敷物です。
お手入れ
・水などを、こぼしてしまった場合は、部分的に変色する原因になるのですぐに拭き取って下さい。
・畳を敷いてから1年目のイ草は、青味もあり栄養も多く含んでいます。特に梅雨~夏場の
気温が上がる時期のイ草は敏感に反応しますので、なるべくお部屋の掃除をこころがける事や
1日1回は換気を行いエアコンを使用し、温度・湿度を下げる事で畳の性能が維持されます。
夏場は特に次の3つの事に注意して下さい。
(気温25℃以上・湿度70%以上・栄養分) ←この3つの条件が揃うとカビ発生の条件が整って
しまいますので、どれか一つを条件から外す事が、カビの抑制につながります。
もし、発生してしまったら最初にエアコンのドライ機能で乾燥させます。次に畳の目に沿って吸い取る。
・畳の色は、敷き込みしてから約半年~1年程経過すると葉緑素の分解により青味がなくなります。
そして飴色に変わりますが、性能がなくなったのではありません。
特に国産畳表(熊本産)は、数年経過しても艶のある上品な色あいが楽しめます。
・畳表が皮剥けしてきたら、イ草の効果も低下していますので畳替えの目安です。