①畳(天然イ草)は、お部屋の環境や、
使い方によって寿命が変わってきます。
新しい畳の効果と畳を綺麗に長持ちさせるための
方法を紹介します。
・天然イ草を使用した畳には、イ草の香りにより
リラックス効果があります。
又、イ草はスポンジ構造になっており、
湿度を調湿する性質もあります。そして
畳の持つ断熱性や保温性は、
日本の気候に適した敷物です。
但し、天然イ草を使用しているためお部屋の、
環境条件(温度・湿度等)によっては
カビの発生しやすい場合がありますので、
お手入れ方法をご覧ください。
②畳(和紙表)は、最近流行りのカラー畳です。
素材は和紙をイ草状に特殊加工されており、
見た目はイ草の畳とほぼ同じです。
工業製品のために、イ草特有の香りはしませんが、
数年経過してもほとんど変色せず、
カラーバリエーションも豊富です。
また、カビの発生する心配がほとんどなく
人気急上昇中の畳です。
※写真は天然イ草
お手入れ方法
・水などを、こぼしてしまった場合は、部分的に変色する原因になるので
すぐに拭き取って下さい。
・畳を敷いてから1年目のイ草は、
青味もあり栄養も多く含んでいます。
特に梅雨~夏場の気温が上がる時期のイ草は
敏感に反応しますので、なるべくお部屋の掃除を
こころがける事や1日1回は換気を行いエアコンを
使用して温度・湿度を下げる事で畳の性能が
維持されます。
夏場は特に次の3つの事に注意して下さい。
(気温25℃以上・湿度70%以上・栄養分)←この
3つの条件が揃うとカビ発生の条件が
整ってしまいますので、
どれか一つを条件から外す事が、
カビの抑制につながります。
もし、発生してしまったら最初にエアコンの
ドライ機能で乾燥させます。
次に畳の目に沿って吸い取る。
・畳の色は、敷き込みしてから約半年~1年程
経過すると葉緑素の分解により
青味がなくなります。
そして飴色に変わりますが、
性能がなくなったのではありません。
特に国産畳表(熊本産)は、数年経過しても
艶のある上品な色あいが楽しめます。
・畳表が皮剥けしてきたら、イ草の効果も
低下していますので畳替えの目安です。